清貧農民・杉山あきら 国会への道 70 農民バンザイ!(最終回)


僕にとって秋田への移住は、人生最大の大当たりだったと言える。
まるで子供の頃のように、この地で心と体が再び躍動し始めたのを感じた。
今日さまざまな意味で行き詰まり、限界を迎えつつある都会の生活から脱出し、自然の中に回帰しようとする動きは更に盛り上がっていくだろうと思う。
来るべき時代には、秋田は都会にはマネのできない魅力と、お金に換算することのできない価値をふんだんに持った最先端の場所になれると本当に思う。
少子高齢化はもはや農村だけの問題ではないが、これ以上の人口流失を食い止めるために何をなすべきか。
ここで都会の発想やもうけ主義を持ち込んでしまって、「企業誘致」だの「大規模開発」だの「ハコもの」、「高速道路」、「洋上風力」という考えでは、わが県もよくあるつまらない場所に堕してしまう。
むしろ、例えば、どこよりも心静かに人間らしく暮らせる「田園生活と農業の聖地」という打ち出しはどうだ!
我々は何も都会人に合わせて変わる必要はない。
ただ、こちらに来たい人たちの抱えるハードルを下げておくのみでいい。
そして、住み続けられる条件を整えておくことがすべてだ。
*空き家情報を整理してネットや雑誌で発信しようよ!
*農業のいろんな価値を認めて、県・国が所得を補償しなくちゃ!
*都会に匹敵する最低賃金にしないと!(そのための中小の経営への支援)
*雪の対策の予算はこんなもんじゃだめでしょ!
*小さい農家、家族でやってる農家も大事だよ!
*無農薬とか有機栽培はどんどん応援!
*子どもを育てやすく!給食とかお医者さんとかバス代とかぐらい出そうよ!
*秋田の暮らしの楽しさ、素晴らしさをバンバン発信してみんなをうらやましがらせようぜ!
要するに、ずっと住みたくなるような「超・高福祉県」にしていくのだ。
そうすればやがて時代の方が秋田についてくる!
(「農民バンザイ!」はこれで終わります。惜しまれつつ・・・)

政治を変えたい人!みんな集まれ! 杉山あきらホームページ

杉山あきらのホームページです。

0コメント

  • 1000 / 1000