清貧農民・杉山あきら　国会への道」１０７

　村にこだまする地区委員長の声！

　昨日は町議選まっただ中の美郷町に泉みわこさんの応援に入った。
　普段はほわっとした優しい印象のみわこさんだが、やはりピリッと張り詰めた雰囲気で気迫のこもった演説を展開していた。
　この日僕は１７回という過去最高の回数の街頭演説をやった。最後は声に力がなくなってしまった。

　そして今日は街宣がない日で、ハサ掛けの準備をやった。
　妻と和気あいあいと作業をしていると、だしぬけに「こんにちは！日本共産党です！」という高らかな声が！それも地区委員長の我妻さんの声だ。なぜか思わずギクリとする。
　見れば１５０メーターほど離れた国道をいつも僕が乗り慣れた宣伝カーが走ってゆく。
流しの録音は我妻さんが吹き込んだもので、僕が毎日暗記するほど聞いているやつだ。僕がいない日なので、「東成瀬でも回ってやるか」という、ヒロシさんあたりの発案だとみた。あわてて手を振るが、遠すぎて気づかれなかった。
　
　同じ集落のEさんが「今年は山ブドウが豊作だぞ」と言う。都内で有名なかき氷屋をやっている友人がいるので、２０キロほど採って送ってもらうことにした。
　「おめえんとこの空いてる畑さ、ベゴ放してもいいか」と言うので、了解した。自然の中の牛を見るのはいいものだ！