清貧農民・杉山あきらの国会への道①

 私、杉山あきらは、埼玉県大宮市(現在のさいたま市)の出身。
自然農業と自給的生活を求めて結婚と同時に秋田県東成瀬村に移住し21年目を迎えた。
 来村当初は、オウム真理教の一味と勘違いされたり、その超低収入生活が目を引き、「ビンボーさん」、「超節約家族」、終いには「下流社会のひと」と紹介されたりもした。
 そんな私は、学生時代に日本共産党に入党した、政治・社会の変革を願う人間の一人でもある。
 最近の政治状況にフラストレーションを感じ、「政治って本当はこうでしょ?」と叫びだしたい欲求が募ってきた矢先に、党の県委員会から「次期の衆院選の予定候補にならないか」との要請があり、急遽、無謀にも立候補することを決意してしまったのだった・・。
 この日記は、そんな金も人脈もない農民が本当に国政選挙を闘いきれるのかをリアルに描いた貴重なドキュメンタリーである。
 これを投票日まで読み続けると、想定を超える感慨があること請け合いである。

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