清貧農民・杉山あきら 国会への道⑧  共同通信の記者が取材に来る日。

Nさんという女性記者。「こんな山の中まで大変だったでしょう」というと「いえ、登山が好きなので、山を物色しながら来ました」と言う。僕の妻も山好きなので気が合いそうだと思う。

県庁での会見以来「記者はこわい」と思っていたが、Nさんはニコニコとうなづきながら話を聞いてくれる。つい調子にのって縦横にしゃべりまくってしまった。

でも彼女はメモも録音もとっていない。

「若い記者ほど共産党への偏見はほとんどないですよー」とNさん。そりゃありがたい話だ。

最後に「今日は顔つなぎという感じで参りました。また何度もおじゃましますので」と言う。あんなにしゃべりまくった自分のひとり芝居がむなしく思えた……。

最後の写真撮りは、まさかのネクタイ、上着ありということで汗だくになった。

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