清貧農民 杉山あきら 国会への道㉞ どんどん言おう!「きれいごと」

ちょっとグチをつぶやかしてくださいね。
今の世の中、まともに正論、理想論を語ろうとすると、「おい、おい。そんなきれいごと言うなよ。世間はそんなに甘いもんじゃないよ。現実はさあ・・。」
とすぐに水を差されるような感じがする。
「世の中、食うか食われるかなんだよ」
「それがリアル・ポリティックスってもんよ」
とか・・。
ジョン・レノンが「イマジン」という歌で「僕のことを夢想家と君は言うかもしれない」とわざわざ言ってるのも、そういう意見を言う人がいることを踏まえてのことだろう。
でも、夢や理想論をすぐ「きれいごと」呼ばわりして辱める社会というのはイヤだなあ。
そういう、人類がいつかは達成すべき理想を常に頭において、それに照らしてこの方向性はどうか、というように考えていくことはとても大切ではないのか!
アメリカでバイデン氏が勝利し、演説で「これからは分断でなく融和だ。他国から尊敬される国を作ろう」と呼びかけたのを聞いて、「ああ、久々にアメリカから高い志のある言葉を聞いたなあ」と思った。
トランプ時代には「あいつはサギ師だ」とか「中国のインチキに騙されるな」とかいう低レベルの言葉ばかり聞かせられていたのでなおさらだった。
今はまだできないことでも、いずれは達成できることがある。
まずはイマジネーションでその境地をありありと思い描き、手を掛けてしまうことで行動が始められたりする。それがジョンの意図したことだと思う。
いま政権の中枢にいる人達にはその想像力が足らないんじゃないかなあ。
「今だけ、金だけ、自分だけ」っていう発想でやってるんだからねえ・・。
ともかく、理想論をすぐ「きれいごと」よばわりする社会は病んでいる。
12月8日はジョンの命日だけど、ジョンに怒られるよ。


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