清貧農民・杉山あきら 国会への道 121(とりあえず最終回) いよいよ開票日! 夜7時に横手の事務所に行く。3階の会議室にマスコミが集まっている。 テレビの映像をプロジェクターでスクリーンに映し出すつもりらしいが、配線がうまくいかず、みんなでコネクターを分解したり、テレビ線をちょん切り絶縁テープで巻いたりと悪戦苦闘している。 「メスーメスのケーブル、誰か買ってこい!」などと叫ぶ人も。速報が始まるまでに映せるのか、と不安になるが、こんなところもわが党らしいとも言える。 結局8時ギリギリになんとか間に合う。マスコミの人もホッと安堵。 みんなでこれから深夜までテレビを観るのだろうか。何か飲み物とか欲しくなりそうだな、と思っていると、いきなり「では秋田選挙区です」と言う。 そしてのっけから「出口調査の時点で当確が出ております!」と言って、「3区のみのり川信英さん、当選確実です!」 全く不意打ちだった。早すぎる。会場がシーンとなった。カメラが僕の表情を捉え始める。 間もなく記者会見のためにテーブルにマイクが準備された。もう敗戦の弁を語ら...2021.11.01 23:54
清貧農民・杉山あきら 国会への道 120 怒涛の選挙戦が終わった。 今朝は声が出ない。でももういいのだ! 終盤のかけて、郡部・農村部での反応がえらく良かった。やはり米価の暴落などで困っている農家がたくさんいるということだ。 「今回初めて日本共産党のひとにいれたよ」という声もたくさん聞いた。うれしい! 昨夜いただいた慰労のお餅を今朝も食べた。久々にじっくり味わって食べられた。このところずっと神経が「ON」になっていて食欲が減退していた。 9時半ころに投票に行った。自分の名前を書くのが変な気がした。 今夜いよいよ開票だ!どうなっているのだろう・・・。2021.10.31 12:54
清貧農民・杉山あきら 国会への道 119朝8時から夜8時までの12時間の街頭宣伝の日々。どの演説ポイントにも人が人がたくさん待っている。無数のグータッチ。激励の声に「がんばります!」と応じる。自分の感覚としては、全く負ける気がしない。コンビニの新聞の見出しにも、テレビの画面にも、自分が出ていて、顔をそむけたくなる。手を振ってくれる人を見つけては、ダッシュの連続。演説内容も、終盤に入り、また変更。この「国会への道」ブログも、公示以来、通常の7倍ほどのアクセスが続いている。街宣車では、対向車が来るたびに、手を振るのが条件反射となり、街宣車を下りて、自分の車で帰宅するときにも、つい手を振ってしまう。そんな怒涛の日々。2021.10.28 12:43
清貧農民・杉山あきら国会への道 118僕の新しい選挙ビラのゲラを見た時は、驚いた。今回のビラは、このブログに使った僕のイラストや写真をふんだんに使った画期的なビラなのだ。事務所の方々がアイデアを出して、前回のビラも作ってくれたヒロさんがデザインしてくれた。どうしてもなぜか、かたいイメージのある共産党だが、これを見れば、そのイメージが吹っ飛ぶのでは。ぜひ多くの人に、手に取ってもらいたい。2021.10.25 09:42
清貧農民・杉山あきら 国会への道 117 今回の選挙、野党共闘がキーワードになっているが、野党共闘も、そう簡単ではない。この秋田3区でも紆余曲折?あった。 わりとぎりぎりまで立憲民主党が独自の候補者を探していて、候補者の候補に、Y市の知り合いの名前があがっている噂があって、僕は、「あの人になるなら、僕は下りてもいいな」とも思ったりもした。その人の応援をがんばればいいことだ。 だが結局は、立憲民主党は、候補者を出さないことになった。 これで、自民対野党の構図ができたのだから、僕としてはやはりありがたかった。 でもそれだけでなく、今日は、参議院議員の寺田静さんが、僕の応援に来てくれた。 寺田静さんは、2年前の参議院選挙で、イージス・アショアを主な争点として、無所属で、立候補し、自民党の現職を破り当選した方だ。 演説では、自分も半農半Xに憧れがあって、杉山さんの本も何回も読んでいる、と言ってくれた。演説の後、選挙が終わったら、ゆっくり農業話をしましょうと...2021.10.23 12:55
清貧農民・杉山あきら 国会への道 116 いよいよ選挙戦がスタートした! 選挙カーも事務所も準備が整って、たくさんのマスコミがカメラを向ける中で「第一声」というのもやった。意外と落ち着いてじゃべることができた。 それにしても、8時から20時までフルに街宣カーで回るというのは、どえらいことだ。最後は気力で手を振っているという感じだ。 初日でうれしかった事は、僕の地元の集落(18戸ほど)で演説を初めてやれたことだ。 いつも一緒に共同作業をする集落の仲間の前で、初めて真面目に政治の話をした。 前の晩にチラシを入れておいたら、家にいたほぼ全員が来てくれたのだ。そして最後に集落を選挙カーで離れる時に、集落の人が、初対面のわが党のスタッフたちに「難儀かけるども、気ぃ付けで頑張ってけれ!」と激励してくれたのだ! こんなうれしい瞬間はなかったよ、みんなにわかるか知らないけど。2021.10.20 12:53
清貧農民・杉山あきら 国会への道 115 この10日あまりは異常に忙しかった! 総選挙が一週間早まったために、マスコミがドタバタと取材攻勢をかけてきたのだ。 事務所開きもいくつか見てきたのだが、やはり国政選挙のそれはだいぶ違っていた。ワー!と盛り上げて、気勢を上げればいいと思って気楽な気持ちで行ったら、新聞やテレビの記者が大勢来ていた。去年の県庁での記者会見以来、記者は苦手になっていた。にわかに緊張する。県委員長や市議さんたちもそろっている!結局、やけくそ気味に「庶民の反撃」をギターを弾いて歌ったりしたが、ちょっと格調に欠けていたなあ・・・。 我が家まで8社ほどの記者たちが集まって、集団インタビューのようなものもあった。記者たちはみんなアンケートや調査票のようなものを持ってきていて、「15日までにお願いします」などと言って手渡してくる。結構な作文をさせるものもあって、こなすのは大変だ。メールでもアンケートが大量に寄せられてくる。 テレビや、オンライン演説の収録は、いきなり動画を撮られるので、よほど準備をして...2021.10.16 12:22
清貧農民・杉山あきら 国会への道 114 村内のあいさつ回りも最終盤。 標高の高い、村の奥地の集落を回る。みんなさすがに総選挙の報道を見ているのか、反応が早い。「新聞で見た」「応援してっから!」「ギターの人だべ?頑張って!」「ちっせえ村だども、なんとか盛り上げてけれ!」「ぜったい行けよ、国会!」 こっちが元気をもらう! 写真はほぼ最奥地に近いS集落。ここまで来ると、雪による屋根の傷みと窓のカメムシがひときわ目立つ。会う人はみんな優しい!2021.10.06 13:37
名曲 DE 世直し(1)「庶民の反撃」 作曲 ベートーヴェン読者のリクエストにお応えして、「おうち演説会」の中で歌ったクラシックの替え歌だけの動画を「名曲 DE 世直し」として時々アップします!2021.10.03 11:26
清貧農民・杉山あきら 国会への道 113 今年はただでさえ安い米価が大幅に下がって、一俵あたり2000円の減だという。大変な事態だ! 単純計算で10町歩やっている人なら、200万円ほどの収入が消えてしまったことになる。そもそもがコスト割れしている稲作。「もうバカくさい、やめた!」となる農民が続出しても無理はない。 後継者不足なんて当たり前ではないか!僕の父も生前よく言っていたが、ちょっと子どもたちに継がせたいと思えるような状況ではない。 それでも農業で頑張っている人たちは、農的生活に特別な思いをもっていて、経済的な成功などは少し脇に置いて、という稀有な人たちだったりする。こういう人たちを大事にしていこうという姿勢も政府にはないが。 アメリカでさえ、余剰米を国が買い上げて困窮者に提供するくらいのことはするのに、日本の政府はそれすらやりたくないという。そして倉庫は輸入米であふれている・・・。 滅びるままにしています、という感じだ。 そろそろ農民は怒らないと! 人が良すぎるよ! 東北の反乱を起こさないと! 反乱と...2021.10.02 01:03